奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

他は是れ吾にあらず 更に何れの時をか待たん

奈良大学のスクーリング、この夏も
エア・スクーリングになりました」
「休学中のあなたにもお知らせ来るの?」
「来ませんよ。息子が電脳で
奈良大学通信の掲示板を見て、
私に教えてくれます」
「あなた見ないの?」
「コロナ禍から、ほぼ見なくなりました。
ちなみに、奈良大学通信関連のブログも」
「へー、なんでまた」
「私は馬鹿なんで、
不要な影響を受け易くて。
だから、最初から、不要なものには
近づかないように図らっているんです」
「瓊花さん、誰の影響も受けないよ」
「ますます馬鹿みたいですね」
「瓊花さん見てると、道元を思い出す」
「あの方も私も、とんだ潔癖ですから」
「権力にすり寄った弟子を追放したとき、
その弟子が座っていた床下の土まで、
捨てさせんだもん、七尺も掘り返してさ」
道元さんのそのエピソード知ったとき、
『この人は私だ』と、身近に思いました」
「闇が深いねえ」
「その弟子を慈しんでいた自分自身まで、
腐ったような気がしたんでしょう」
道元は偉人で聖人だけども、
その心身ひきしぼった潔癖さは、
僕なんかには陶然とさせてくれる。
生身の人間として、苦しんだんだってね」
「潔癖は、病理ですから」
「あなたの学業の道のりも、険しいねえ」
「私も私の知人も、みんな休学してます」
「あっそうなの」
「みんな、冷静です」
「ふうん、類は友を呼ぶ、だねえ」
「『先人くるしみ無きに非ず』」
「おお、『正法眼蔵』」
「『正法眼蔵随聞記』ですよ」
「どのみち道元の言葉でしょ」
「みんな、黙っているだけで、
辛酸は一様に舐めています。
ただ、愚痴は、まっぴらなんで」
「かっこいいね」
「どこが」


今日は夏越の大祓。
この半年の罪穢れを祓い清める日。
背筋を伸ばして居住まいを正す、
そんな日です。


他不是吾 更待何時

他は是れ吾にあらず
更に何れの時をか待たん

他者は自分ではない。
他者に意識を囚われるな。
自分を見据えろ。
それは今。
今でなければ意味がない。

道元禅師『典座教訓』


冬や夏、
厳しい季節に禅はよく似合う。


f:id:keikakeikakeika:20210630190826j:plain
6月30日限定のお菓子、水無月
甘くなくて美味しい。
背後は、入江泰吉さんのカレンダー、
吉野山雲海』、梅雨の吉野です。
これももう、めくらないと。