奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

早苗饗(さなぶり)は天香久山のふもとで ~飛鳥まぁまぁ農園 田植え体験と餅つき~

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今日はならリビングのイベントで、
橿原市天香久山のふもと、
飛鳥まぁまぁ農園さんへ。
明日香村から北上、雷の丘あたりで、
車窓から東の桜井の山並みを写す。
雨で雲海が湧き、すんばらしい光景。


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南浦町構造改善センター、集会所です。
飛鳥まぁまぁ農園、上田邸の目の前。
集会所で先ずはレクチャーを受けます。

主催の上田かおりさんは、
とってもとっても素敵なお母さん。
大阪谷六シティガールが農業に開眼。
天香久山のふもとで飛鳥を見渡す
この最高のロケーションのお屋敷、
ここらに住みたいと付近を散策中、
なんと売家の貼り紙を見て、
念願の移住が叶ったとのこと。
天岩戸神社さまにお祈りしたよ、
ここらに住まわせてくださいって」

わかるなあ。
奈良は古い土地柄、
盛大に打たれた広告より人伝で
良い物件が取引される面があり。

かおりさん、
ここに呼ばれたんやなあ。


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用意された水田へ。
雨、ざざぶり。
うちの息子、尋常でない雨男なんで。
なにしろ、丹生川上神社の三女神の
龍神様に守られているので。

待っておられたはかおりさんのお仲間、
飛鳥稲渕ココロネFARMの迫田さん。
「絶好の田植え日和ですね!」
迫田さんの言葉に、一同破顔一笑


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手前、田に筋をつけるトンボです。
これで縦横に格子を描いて、
交差する点に苗を植える。
初めての米作り、すべてが新鮮です。

本日参加の親子グループは10組。
うちは主人が乗り気で、息子は微妙。
でも、田んぼに来て、苗を渡されたら、
息子、雨でも楽しそうに。

靴下で田んぼに入ってもいいと
言われましたが、
みんな裸足になっていました。
だって、気持ちいいもの、土の中。


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なんだろう、DNAが騒ぎます。
これから稲の成長の始まり、
それに携われる、誉れだと。


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昔は梅雨の時期に田植えをしました。
今は米の品種改良などにより、
5月の田植えが普通だとか。


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実際やってみてわかったのは、
梅雨の温かい雨の中での田植え、
すごくラクなのです。
これ、晴れた日の田植えだと、
厳しい陽射しで体力を奪われていたかと。


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「稲を植えるのは難しくないよ。
土から足を引っこ抜くのが大変」
息子を始め、参加の子どもたち、
みんな真面目に黙々と
田植えに精を出していました。


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日本人って、ちゃんとしてるよな。
いや、何かを作る、生き物に接する、
ちゃらっぽこではできへんよな。


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あかん、もう我慢できへん!
私は撮影をうっちゃり、
雨の中、裸足で田植えに向かいました。

まあ、楽しいこと、自然の中で、
梅雨の慈雨にまみれて、
土と草と水と少しの陽射しと、
暖かい初夏の風に包まれて。

ふと南を向けば、飛鳥の都跡。
民を守るために王はある、
それ以外に王の職能はなく、
だから天皇は祭祀として米を。

米があれば、なんとかなる。
初めての稲作の感想はそれでした。


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田植えが終わると、雨が上がりました。
体中の泥を洗い流して一服、
かおりさんお手製の
梅ジュースをいただいたあと、
餅つきです。
糯米に古代米緑米ブレンド


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息子も参加。
杵を扱うのは難しい。
剣道している子は、
早くコツがつかめるそうです。


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自分で丸めたお餅。
かおりさんお手製の
醤油と黄な粉で召し上がれ。

「米があれば、なんでもできるんやで。
私は麹も米粉も米麵もつくるよ。
米食べてな、元気が出るから。
土に触れて、自然に触れて、
そしたら心も体も元気になるよ」

田植えが終わった後の
労いの膳を早苗饗と言います。
まさにこういったものだと。


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「箸墓の東の田んぼで、
古代米の赤米つくってるよ。
いつでも見に来てな。
あと、まだ田植えはするから、
手伝いに来てくれたらうれしいわ」


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「箸墓の田んぼ、古代米が実ったら、
ほんまにきれいやで。
あと、今年は蛍の当たり年。
さっき田植えした田んぼの川もやけど、
飛鳥の稲渕においで、蛍が手に停まる」


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南浦町構造改善センターの裏、
天香久山と飛鳥まぁまぁ農園。

主人も息子も
田植えにはまってしまったので、
かおりさんのところへ
通うことになるでしょう。

自給自足ができる国になれば、
もっと地に足の着いた国になるのかも。
お百姓さんの苦労は並大抵ではない。
でも、入り口は楽しいものであれば、
もっとたくさんの人が関われる。

早苗饗の美味しさ。
体が動けば、心も動く。
神の山のふもとで思ったことです。