奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる。 ~古文書学①~

奈良大学通信の各論は20科目あり。
必修ではなく選択制ではありますが、
私はいちおう20科目completeの予定。
赤点とろうが、とにかく各論すべて、
ぶつかり稽古で駆け抜けたいのです。
せっかく奈良大学通信に入ったんだ、
先生方の胸を借り切ってやる!
まあ、そんなところ。

さて、シルクロード学みたいに
ノリノリで好きな科目もあれば、
苦行か鬼門かで脂汗が滲む科目もあり。
後者が、古文書学でございます。
江戸時代、近くて遠い、これ如何に。

藤本敦先生著『古文書入門』。
テキストを図書館で見つけたのです。
わかりやすい明確な文章ですが、
私、江戸時代があまり好きじゃないので、
なかなか皮膚に浸透してこない。

なんで江戸時代が苦手かというと、
実にしょうもない理由ですが、
昭和の時代に観た時代劇が
身も蓋もなく残酷だったので。
特に、『新・必殺仕置人』で
中村嘉葎雄さん演じる鋳掛屋の巳代松が、
奉行所で頭の鉢を締め上げられて
廃人にされる強烈な拷問シーン、
一生のトラウマとなってしまい。

でも、子ども心に、
これが現実なんだとフィクションから
教わった気がしました。
でもって、搾取する側の暗黒の面が
近世になると肉薄するとも、
茫洋とではありますが
嗅ぎ当てられた気がしました。

全然この記事に関係ありませんが、
『新・必殺仕置人』の主人公、
山崎努さん演じる念仏の鉄、
どこか『鬼滅の刃』の音柱宇随天元
似通っていると思うのは私だけ?
かっこ良かったなあ、骨接ぎ屋の鉄。


「生者必滅会者定離、あばよ!」


まあ、何と言いますか、
為政者に魅力を感じられなくなったのです、
私、江戸時代から。
いや待て大衆に、文化が歴史が降りてきた、
そう認識を改めて、
鬼門の扉を蹴破りましょうか。


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www.city.ikoma.lg.jp


私の住まいの最寄の公園には、
慶応4年(1868)に起きた生駒一揆の舞台、
矢野代官所跡の石碑があります。
大坂に駐屯していた長州藩
生駒谷の領民たちは加勢を求め、
それが受け入れられたのです。
長州藩、グッジョブですね。
当時、それだけ権勢を揮ったのでしょう。

傘(からかさ)連判、
一揆の首謀者を隠し護るために、
このような形式をとっています。
意外と、農民一揆、7割ほどは
聞き入れられたそうです。
ただし、首謀者の命と引き換えに。

しかし、この傘連判の達筆なこと。
日本人は実直です、やはり。
死にに行く身として我が名を
粛々としたためたのだと、わかります。


Some people feel the rain.
Others just get wet.
Bob Marley

雨を感じられる人間もいるし、
ただ濡れるだけの奴らもいる。
ボブ・マーリー


雨に降られるどん底の状況は、
みな同じ。
破れかぶれでも傘がある、
たとえ血塗られる傘であっても、
雨のなか、みんなで歩いていける。