奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

「幸せだなぁ、 僕は奈良にいるときが、 いちばん幸せなんだぁ」 ~春鹿から猿沢池まで~

昨日は息子の術後1か月の診察にて
奈良市街まで。
寒い、雪が降りそうな曇天でした。
経過良好で診察終了。
餅飯殿町の商店街をぶらぶら。


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普段の土曜日より人足は疎ら。
いつもなら行列ができている
「肉のおかにし」も空いていて、
名物のコロッケをすぐ買えました。
なつかしい味、久しぶり。


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主人のお目当てで再訪、
先日訪れた「とよのあかりすずの音」。
一日5食限定のレア親子丼。
潰したての大和地鶏と生玉子の黄身。
主人「無茶苦茶うまい」と大喜び。
他のお客さんたちも注文して
あっという間に売り切れ御免。


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生肉が食べられない私と息子は
定番の唐揚げ定食。
さくさくの衣、しつこくなくて美味。
相変わらずお値打ち、ガッツリ大量。


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主人がいい気になって
正午だというのに
試飲目当てに清酒春鹿醸造
「今西清兵衛商店」まで。
利き酒グラスを500円で買うと、
5種類のお酒を試飲できるのです。


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冬の季節は緑のグラス。
正倉院伝来のサーサーン朝ペルシアの
瑠璃碗にちょっと似ています。
春は桜色、夏は水色、秋は藤色、
購入時は自由に色を選べます。
グラスの底に、鹿が。


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本日の利き酒ラインナップ。
すっきりから徐々に濃厚な味へ。
私はほぼ下戸ですが、
日本酒は好きで、一口味わって、
残りは主人に飲んでもらいます。
日本酒は、ほんとうにいい香り。
お米の香り、たまりません。


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春鹿さんの店内。雰囲気が抜群。
奈良の街は酒屋さんが多く、
俳優の三田村邦彦さんがしょっちゅう
訪れて、飲み倒しておられます。

『おとな旅あるき旅』という番組で、
「幸せだなぁ、
僕は奈良にいるときが、
いちばん幸せなんだぁ」と三田村さん、
若大将を真似て心情を吐露しておられ。

「おおきに、うれしいわぁ」
春日の神鹿も応じているような。


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5番目の利き酒、「しろみき」。
シュワシュワと弾けます。
甘いようで後味は辛い、
とても美味しい濁り酒。
主人はこれを購入しました。


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なんと、6番目のおまけも。
発砲清酒の「ときめき」。
これは飲みやすくて、
ネットショップで複数購入しようと。


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グラスを家で計量しましたら40㎖。
利き酒ではこれに
溢れるくらいそそいでくれるのです。
それが6杯、1合余裕で超えます。
お口直しの奈良漬も美味で、
立ち飲み代わりに訪れるのもあり。
いや、立ち飲みの店よりはるかに
健全な場所です。


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奈良漬とお水で我慢の息子、
「お米のお酒、いい匂いする。
ビールはそう思ったことないけど」
と悔しそう。
あと10年したら、一緒に飲もうね。


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いっぱいやって、体も温まり、
午後から用があるので駅まで向かいます。
興福寺五重塔と、辷り坂と五十二段。
その前の辻は六つに枝分かれして、
六道の辻と呼ばれています。


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寧楽の都らしい、最もな場所。
ここは辻が六つもあるので、
うかうか立ち止まっていられません。
人がそれぞれ行き交う辻、だから、
人外の者しか留まれないのでしょう。


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猿沢池、九重の石塔と衣掛碑。
右手に南円堂が見えています。
采女伝説は、
どの時代どの世界にも頒布する、
支配する側とされる側の悲劇。
すまじきものは宮仕え、でしょうか。

殺されても嫌なものは嫌だ、
と叫ぶ女の伝説のほうが、
私は好きです。

猿沢池采女は、
死ぬしかなかったのでしょうか。
だとすればそれは自殺ではなく、
追い詰められた果ての、自決です。


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五十二段の右手、左府の森です。
悪左府藤原頼長が落ち延び潜んだ場所。
悪左府については、下記の
与力さんのブログ~ Literacy Bar ~の
記事がとんでもなく面白く、
なおかつ史観としてもグッジョブで、
お薦めです。

ameblo.jp
ameblo.jp

大河ドラマ平清盛』の
山本耕史さんが悪左府そのもの。
公家の善し悪し見事に体現されていて、
しびれます。
お父さんの関白藤原忠実役の
國村隼さんも、絶品です。
あー、また『平清盛』観なきゃ。


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六道の辻
ここらあたりは何百回と
通り過ぎた場所。
それでも、いつ見ても新鮮。

奈良の空気が澱まないからかも。
いつ来ても、
ここの空気は澄んでいる。
一見、文化のどんつきの寧楽の都、
いやいや、
きちんと文化を披露目ているのです。


「幸せだなぁ、
僕は奈良にいるときが、
いちばん幸せなんだぁ」