まほろばに神鹿を追って

Chasser le cerf de Dieu à Nara

孤独でなければ夢は追えない ~私の労働歌~ 

追分や木遣、
大漁節貝殻節ソーラン節、
作業効率の向上や慰労のために
業務に根差して歌われた歌を、
労働歌といいます。
バナナボートも沖仲仕の労働歌。
ポーリュシカポーレなど軍歌もそう。

奈良大学通信における
私の勉強時の労働歌は、
松本零士先生の(私には)最高傑作
『キャプテンハーロック』の
劇場版主題歌、
『わが青春のアルカディア』。

「昔は良かった」などと
老害の世迷い言はまっぴらですが、
それでも、こどもの真新しい耳に
そそがれたときの歌や音楽は、
今も総毛を波立たせてくれます。


〽孤独でなければ夢は追えない
 宇宙よ 凍った星の海よ
 俺の魂は挑みつづける
 おまえが冷たく厳しいほど
 俺の血は熱く燃えつづけるだろう


これを熱唱しながら
「負けるか、なにくそ」と
本を読み、メモを起こし、
理知的に推考し、PCに向かう。
その一連の苦行、
苦行であって苦行でない。

私は、どうやら、
打たれ強いのでしょう。
苦しみを破ることが好きなのです。
くったくたに働いた後の休息、
限りある極楽、
そのために行動しつづける、
無間地獄の至福。


〽俺がただひとつ目指すものは
 最後に笑って死ねる人生だけ


ハーロック、かっこいい。
無欲な人には惹きつけられます。


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『世界はほしいモノにあふれてる』の
MCが三浦春馬くんから鈴木亮平さんに
受け継がれたとき、
私はまた泣いてしまったな……。

もともと鈴木亮平さんは、
私の理想の男性像のど真ん中。
それ以前は高橋克典さんがタイプで、
「瓊花さん、ブレないねえ」と
誰もが私の趣味の一貫さを
褒めて(呆れて)くれます。

労働歌を聴きつつ気づいたことは、
キャプテンハーロック
鈴木亮平さんも高橋克典さんも、
そして三浦春馬くんも、
私の好きな男性はみんな
「自他へ責任を果たす」気負いが
全身に立ち籠めているということ。

実際どうかはわかりませんが、
そう周囲が認めているは事実なので。

三者が見る自分、自惚れ抜きの本性。


「責任って何?」と息子。
「逃げないってこと」と私。
「逃げないとダメなときもあるよね」
「それは、逃げるとは違うね」
「難しい」
「そう思えることが、責任かもね」