奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

妄想海図 ~言語伝承論④~

奈良県民は奈良に軟禁されている。
奈良大学通信OG、ツツコワケさんの
ブログにお邪魔して思ったこと。
終末期古墳の記事、
特別史跡の古墳7基のうち5基は奈良県在。
高松塚・キトラ・石舞台・巣山、そして
ツツコワケさんが取り上げられていた
桜井市文殊院西古墳
この連休に訪れようと思っていたのですが、
コロナ第二波と悪天候で断念。

ちなみに5基のなかで最も聞き慣れない
巣山古墳は、私が通っていた中学の最寄。
身近すぎて、探索するのも恥ずかしい。
奈良の田舎のバカチン中学生だったころの
赤っ恥だらけの記憶が蘇るので。
いずれ、思索の対象になるでしょうが。


さて文殊院西古墳
左大臣阿部(安倍)倉梯麻呂の墓。
安倍氏が建立した氏寺は安倍寺跡、
安倍文殊院の境内にあります。
めちゃくちゃ美しい石積みの古墳。
古代豪族安倍氏の面目躍如たるもの。

ツツコワケさんのブログのコメント欄にも
書かせていただいたのですが、
私はいま、
古代ペルシア海軍について調べていまして、
翻り、安倍氏傍系の阿倍比羅夫
我が国の提督のpioneerとして外せない、
と考えていたところだったのです。

ちなみに桜井市は、私の祖母の産土。
桜井市南部、阿部から倉橋あたり、
安倍氏の本貫地。
安倍氏の行動領域は畿内のみならず
奥州の安倍氏も含めると
「なんやねん、このvitalityは」
と唸らずを得ない。
後世、陰陽道を担う家門として
古代の星読み、
海運業に優れていたは確かでしょう。


なぜ古代ペルシア海軍を調べているのか。
言語伝承論のレポート作成のため
天智天皇の足跡を辿っていたとき、
引っかかって仕方がない疑問が湧いたので。
斉明天皇の宮廷を
サーサーン朝ペルシア帝国の
亡命王族の一行が訪ねたとの一文、
よくもまあ、あの時代の航海技術で
皇女や側女など高貴な女性を伴って
大陸から日本まで漕ぎ着けたものだと。

下記、日本船主協会のホームページの
日本の海運史より抜粋しました。
たいへんわかりやすい概要文で、
さすが海運の専門家がまとめられた文章。

推古17年(607)には、聖徳太子小野妹子を隋に派遣(遣隋使)し、隋との間に正式な国交が開かれました。この時代の日本の船は、刳舟(くりぶね)と呼ばれる丸木舟をベースにしたものが中心でしたから、おそらく大陸の技術を導入して特別に建造されたものだと考えられています。しかし当時の航海術はまだ稚拙で、遭難による死者も数多く、大陸と日本を結ぶ当時の航海は、現代の宇宙旅行以上の難事業だったことが容易に想像されます。
その後、唐の時代になって、630年から894年まで遣唐使船が18回派遣されましたが、この当時の船は、ジャンク船型だったと言われています。船は大型化しましたが、それでも日本に無事に帰ってきたのは、18回中8回に過ぎませんでした。

古代ペルシアの王族たちは女を、
それも王家の娘を船に乗せてやってきた。
古代ペルシアは王朝は違えど、
サラミスの海戦の敗者のアケメネス朝は、
勝者テミストクレスを正客として迎えた。
そのとき、
海運国家アテナイの天才の技術を
ペルシアは盗むように吸収したのでは。

船は、海は、女そのものだと。
女をもてなせるのは男のみ。
海の掟、船は女人禁制ではなかったか。
客人としての女は、乗船可能だったのか。
もしくは、
ハリカルナッソスの女王アルテミシアや
神功皇后斉明天皇のように、
戦うために船に海に臨む女は、
もはや女ではないのか。

イスラーム教軍により
サーサーン朝は政権の表舞台を追われ、
栄光の古代ペルシア帝国は滅亡した。
その千年王朝の残照に、
古代飛鳥の宮廷は、魅せられた。
海を渡ってきた女。
サーサーン朝の皇女。
超人に等しい、果敢さ。
当世一、高貴な血。
のがれようのない、魅力。
はかりしれない、技術と叡智。

安倍氏の海運能力のみならず、
蘇我氏吉野川治水にも
古代ペルシアは影響を及ぼしたのでは。
つまりは姫提督、鸕野讚良皇女にも。


私は奈良の捕囚かもしれませんが、
まあ、勉強はどこでもできる。
私の頭は世界中のどの領域にも
どの時代にも、妄想の翼を伸ばせる。

言語伝承論、私の想像力を
これでもかと鍛えあげてくれた、
なんとも奥深い課題でした。
楽しかった!


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4連休、息子とお菓子作り。
これは食玩の製作キット、ミニ和菓子。
三色団子・桜餅・鯛焼・苺大福・
わらび餅・茶菓子。
めまいがするほど甘く、
ほぼ息子が食べました。


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宇治のスーパーには、
辻利の抹茶プリンの素が売っています。
これに限らず、
私はプリンの素で作るプリンが大好き。
なつかしいのです、
正式なお菓子作りがまだできなかった
さいころを思い出して。
息子は辞書で「粗熱」を引いています。


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できあがり。
ババロアのような風味。
甘くない、茶が香る、さすが老舗。
プリンの素とは思えないqualityです。