奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

夢も希望も野望もまぼろしも ~光明皇后と阿修羅王~

「証明したいものがあって、歴史を学ぶ」

防州の父上こと『奈良・佛教大学通信
奈良!奈良!いつもは京都』で皆様おなじみ、
普通検索観音さんの名言です。
そうなんだよなあ、
上記の想いがないと、自主学習は
とてつもなく難儀なものとなるよなあ。
和州の放蕩娘、しみじみ感じ入りました。
私自身、
論文として書きたい材料有りきで、
奈良大学通信に入学したので。
あの熱に浮かれた想いがなければ
こんな頭ハゲるような徒労でもって
勉強なんてしてなかったよ、と。

熱に浮かれた想い。
そのフレーズ、
興福寺阿修羅王を彷彿させました。
で、そのProducer、
光明皇后も、思い出させました。
橘三千代の一周忌の為に
作成された阿修羅王
その容貌は1歳にもならずに亡くなった
我が息子基王を映していると。
阿修羅王を手掛けた仏師は、
モデルのいない少年の面差しを、
いったい誰から引っ張ってきたのか。
それは、亡くなった皇子の母である
光明皇后しかいないでしょう。

で、昨年10月、
防州の父上のブログ内で
私が口走った戯言を
またも思い出してしまいました。
史料学概論のテスト結果を
お褒めいただき、そのお礼のはずが
長々と私情を垂れ流し、失礼千万。

ちょっと自分自身の今後の学習態度の
引き締めにもなると思い、
ここへ転用させていただきます。


どら焼きさん、ありがとうございます。
さて私事で、
皆様からお褒めの言葉を頂戴し、
こどもみたいに照れ照れしています。
いっつも防州の父上の部屋をお借りして、
とんでもない居候です(笑)。

史料学概論は
テキストが本当に面白かった、です。
私は天平時代が嫌いだったんですよ、実は。
本当、酷いんで、あの時代の為政者は。
ただ、小林行雄先生の言葉
「真の考古学とは
実証の上に立つ推理の学である」
これを唱えながら、
敢えて記紀続日本紀だけ読んで、
白紙の体(てい)で、
天平時代と向き合ったんです。

真のフィクサーは、元明天皇ですね。
擬態の女帝です。見事、です。
実はどの女帝よりも改革を遂げているのに、
よくもまあ、
ここまで存在感を消したものです。
さすが天智の娘、持統の妹、です。

あと、同情したのは、光明皇后です。
嫌いでした、史料学概論の勉強をするまで。
勉強していくにつれ、
だんだん彼女の気持ちに添えました。
光明皇后は、
いちばんわかりやすい女性です。
私も彼女の立場なら、
歯を食いしばってでも
長屋王を滅ぼしていたと思います。
だからこそ、
夢も希望も野望もまぼろしも、
すべて籠めて赤漆文欟木厨子の扉を閉めた、
彼女の後姿は映画の
ラストエンペラー』の一幕のようです。

興福寺阿修羅王の容貌は、
光明皇后を写したとも言われています。
あのひたむきさ。
あの情熱。

いつか皆様とあらためて、
阿修羅王を訪ねてみたいです。


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昨年11月に訪れた
橿原市今井町のカフェ、
うのまち珈琲店奈良店です。
寒い日で、屋外しか席がなく、
震えながら食べたパフェです。
反って忘れられない味となりました。