奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

夢のまた夢 寧楽の都

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6月24日日曜日、
国営平城宮跡歴史公園に行きました。
いざ、全長30メートルの遣唐使船へ。


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実際に乗ってみると、とても狭いです。
この規模の船で荒海を渡ったかと思うと、
正直、ゾッとします。
入唐とは、
月へ行くのと同じレベルだったのでは。


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遣唐使船から朱雀門が見えます。
この日ははあっさりと、
国営平城宮跡歴史公園のアプローチ、
朱雀門ひろばで遊ぶことにしました。


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朱雀大路から朱雀門
そして朱雀門のまたくぐり、
大極殿を望みます。
国営平城宮跡歴史公園、広大です。

平城京は、平安京へ遷都されて
まもなく私有地化され、
以降は田んぼになってしまったので、
遺跡が好条件で発掘されたそうです。

捨てられた都、だったのです。
やまとのことは、夢のまた夢。


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平城宮いざない館。
歴史体験のガイダンス施設です。
遺跡展示の博物館でもあります。
さすが国営施設、入館料は不要。
とっても立派で瀟洒な建築、
もっと利用されればいいのにな。
これからですね、きっと。


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体験学習のコーナー。
息子は奈良にちなんだ絵葉書を作成。
鹿のイラストを即座にチョイス。
ほかにも、匂い袋講座や、
鹿のアイシングクッキー講座も
予定されていました。
図書コーナーも設けられ、
近所なら通い詰めたくなります。


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奈良を訪れた一番の理由は、
長屋王邸跡に建てられた商業施設、
イトーヨーカドー奈良店である、
ミ・ナーラを訪れることでした。

先週の日曜日、
イトーヨーカドーが撤退し、
新装開店された
ミ・ナーラに初めて訪れた際、
ガラス細工店「KIRARI」で偶然に、 
吉野の国栖の里で
パート・ド・ヴェールの技法で
ガラス作品を制作されている
山田裕子さんの作品群を見つけたのです。

so-ra工房の山田裕子さんは、
昨年の夏、国栖の里体験フェスタで、
私たちは紙漉きを体験したのですが、
来年つまり今年はぜひ
山田裕子さんの工房でガラス製作を、
と計画していたのです。

しかし、お店の方から、
山田裕子さんは今年2月にご逝去され、
パート・ド・ヴェールの作品群も
もはや貴重な遺品となりました、と。

私はショックで、先週は
茫然自失の心地で帰路につきました。
パート・ド・ヴェール
古代メソポタミアから伝わる幻の技法。
日本でそれを素人にまで教えてくださる
稀有な先生、それが山田裕子さんでした。

ミ・ナーラへ向かう前に
立ち寄った国営平城宮跡歴史公園、
そこで思ったことは、
山田裕子さんの遺されたガラス、
ぜひ買わせていただこう、
そして、私の手元で大事にしよう、
それでした。

もともと
そのつもりで訪れた奈良ではありましたが、
いつか私もみんなも都でさえも、
秀吉が詠んだように夢のまた夢、
それだからこそ確かなものをつかもうと、
思いを固めることができたのでした。

国栖の里で産声をあげ、
寧楽の都で私を待ってくれていた、
ガラスの海か空かで遊ぶ金色の鹿。
しばし今生の友として。