奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

五條から御所へ

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奈良県南部の起点、五條市にあるモンベル
藤原武智麻呂仲麻呂父子ゆかりの
栄山寺が隣接しています。
ここは吉野川沿いなので、
カヌーやラフティングなどアウトドアの
フィールドベースであり、宿泊もできます。
夏休みには必ず川遊びに利用します。


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夏休みでなくても、
今日みたいに利用します。
ダイニングカフェで
ご飯を食べられるのです。


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ガパオライスとキーマカリーと
バターチキンカリーです。
アウトドアの食事が基本です。
川遊びのあとなど、
身に染みるおいしさです。
今日はランチ目当てなので降りませんが、
ここの吉野川の流れ、
翡翠色でとても美しいのです。


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午後から訪れたのは、
御所市の金剛山の麓、高鴨神社です。
とーっても古い社歴を誇る大社、
古代豪族鴨氏の産土です。
20年ぶりくらいになります、お参りは。
息子はもちろん初めて。


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宮池の浮舞台から本殿を望みます。
この舞台、
以前にはまったく気づきませんでした。
20年前にはなかったのかもしれません。
これは、鴨の氏神様も御納得の造物かと。


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100円で鯉の餌を買いました。
たっぷりの量で、かなり楽しめました。
参拝客も、
大人数ではなくても途切れることもなく、
20年前の神さびた印象が
塗りかえられました。


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真新しい拝殿、新緑によく映えていました。
きれいでした、目に映る何もかもが。
鴨の氏神様には、
ここへお参りできて幸いですとだけ、
お伝えしました。


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抹茶好きの息子のため、お薄を戴きました。
たくさんの鉢植えは菖蒲かと。
高鴨神社は日本桜草の最拠点であり、
いまが見頃でありましたが、
繊細な花なので撮影禁止でした。
私意ですが、野性の一重の白い桜草が、
いちばん心に残りました。


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主菓子の銘は“山吹”。
金団は抹茶に合います。
私も二十歳から5年間お茶を習いました。
季節ごとのお菓子目当てで(笑)。


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高鴨神社オリジナルの鴨みくじです。
かわいいので引いてみました。
「神様の言うとおり」、と心でとなえ。
すると。


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大吉でした。
へー、大吉引くなんて10年ぶりくらいです。
この10年、吉が多かったかな、です。
絶好調、ですって。
学業の「クリアできるときです」の一言が
地味にいちばん嬉しいです。


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山麓線を北上し、着いた先は、九品寺です。
行基菩薩開祖の古い古いお寺です。
ここは、
南北朝時代楠木正成に与した楢原氏が
奉納した石仏が始まりの千体仏で、
有名です。

しかし、南朝の命運を知る後世の私には、
墓標でもある千体仏を写真に納める気は、
いっかな湧きませんでした。

石段を登りきる寸前、ふと見上げたら、
山から降り注ぐ光の中、お地蔵様のお背中。


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息を呑みました。
お地蔵様が見つめているのは、
数多の石仏、数多の同胞、です。

私の産土も、南朝側です。
ああ何も終わっていない、祈りは続く、
そう思わずにいられませんでした。
いかなる清澄にあっても、
世間の虚仮を忘れまじ、と。

地蔵菩薩様、その無限に向かう後光だけ、
どうか、とどめさせてください、と。