奈良大学通信まよい鹿

奈良大学通信教育部に入学しました

図書を渉猟せよ 考古学概論②

奈良大学通信には概論が5科目あり、
それらは普通の科目の2倍の単位、
4単位が付与されます。
しかし当然、レポートの分量も2倍、
6400字(原稿用紙16枚)となります。
概論は12単位必須(編入組は8単位)です。
字数が多いのでたいへんですが、
とても貴重な1科目4単位となります。

考古学概論は、
25ページにわたる設題を
じっくり読めば自ずと道は開けました。
国語の長文と同じで、
答えは全部そこに書いてある、
そんな感じがしました。
あとは、章の結びに置かれた参考文献を
ありったけ図書館で探して読む、
すると考古学のロジックは並べられ、
それで5000字はすぐ埋まりました。

残り1000字で自論を語る。
これが難しかった、です。
史料学概論で筆が滑り過ぎたと思い、
自重する自分がいました。
しかし、論じろと命じられているのだから、
ここがロードスここで跳べ、
もう好きなだけ論じよう、と決めました。

結果は先述しましたが、
やっぱり褒められると嬉しいです。
以下、講評です。

課題に対して、
テキストに加え多くの図書を渉猟され、
よくまとめられています。
とくに、
縄文時代」「弥生時代」「古墳時代」は、
要点を押さえた記述で評価されます。
また、参考にされた図書を
末尾に掲げられている点も
レポート作成の基本に則っていて
評価されます。
さらに、
誤字の少ない点も評価されるところです。
ただ、形式学と層位学は考古学研究の
基礎的研究手法ですので、もう少し丁寧に
紹介いただきたかったところです。
また、理化学的な年代測定法についても、
これらの手法に内在している問題点にまで
言及していただきたかったところです。

“渉猟”という言葉、いただきです(笑)。

さて。
自論は私の骨身を削ったものです。
私の心血で成り立った言葉、
私の文体、
どなたも私を剽窃できないでしょう。
真似したところで、むなしくなるかと。
だからこそ、開示します、少しだけ(笑)。

論者には、
他意から土にうずもれてしまった遺跡と、
敢えて土にうずもらせた遺跡と、
その違いをめぐりたいという展望がある。
いや、後者の考古学的研究こそ、
論者のこれからの目標である。
なぜなら、
その「敢えて」にこそ人間の意志、
即ち考古学的意義を認められるからである。
考古学は「モノ」を考察する学問であるが、
そのベースは人間に対する理解であり、
それこそ歴史学の芯であるからだ。


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秋篠寺は伎芸天で有名ですが、
国家鎮護の大元帥明王(たいげんみょうおう)
が鎮座まします奥深いお寺でもあります。